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PDCD-155 Enrico Simonetti – I colori del piano

Enrico Simonetti (エンリコ・シモネッティ) - I colori del piano (ピアノの色彩) [PDCD-155]

[ Item Information / 商品情報 ]

Enrico Simonetti (エンリコ・シモネッティ) – I colori del piano (ピアノの色彩) [PDCD-155]

Catalog No. / 型番:PDCD-155 / VSCD-9486   Release Date / 発売日:2015.4.15   Price / 価格:2400yen(+tax)   Buy / 購入する:▶︎ dessinee shop (デシネ・ショップへ)

01. Invidia ♪ 試聴 / Listen
02. Amicizia ♪ 試聴 / Listen
03. The Way We Are ♪ 試聴 / Listen
04. Malinconia ♪ 試聴 / Listen
05. Per dirti ciao ♪ 試聴 / Listen
06. Amico Piano ♪ 試聴 / Listen
07. Love’s Theme ♪ 試聴 / Listen
08. Abbandono ♪ 試聴 / Listen
09. Tenerezza ♪ 試聴 / Listen
10. Alfie ♪ 試聴 / Listen
11. The Entertainer ♪ 試聴 / Listen
12. Il mio pianoforte ♪ 試聴 / Listen
13. Amore Mio Non Farmi Male ♪ 試聴 / Listen
14. Samantha ♪ 試聴 / Listen
15. Chi Mi Cherchera ♪ 試聴 / Listen
16. Oceano ♪ 試聴 / Listen
17. Baciamo le mani ♪ 試聴 / Listen
18. Gamma ♪ 試聴 / Listen
19. Amore e Morte ♪ 試聴 / Listen
20. Tema di Clara ♪ 試聴 / Listen

イタリア映画音楽界の巨匠の一人、エンリコ・シモネッティ氏が1974年に秘かに残した、美しくて愛らしい傑作が世界初の復刻。氏が手掛けた感動的なサントラの名曲達を中心にした、ドラマチックでスウィートな1枚です。

イタリアの作編曲家/ピアニスト、エンリコ・シモネッティが1974年に残した傑作『ピアノの色彩 (I colori del piano)』が、さらに8曲の素晴らしいサントラの名曲達(初CD化の楽曲もあり、元々のリリースが7”シングルのみだったと言う希少な音源です)を加え、待望の初CD化です。プログレ界(ホラー映画音楽界)ではとても有名なバンド『ゴブリン』の中心人物、クラウディオ・シモネッティの実父としても知られるエンリコ氏ですが、そのキャリアは長く、ピアニストとしての優れたテクニックに加え、作曲、編曲、バンドリーダーとしても超一流の名実共に名作家と言うべき偉人です。数多くの映画音楽やTV番組のテーマ曲を手掛けて来たことに加え、1950年代にはいち早くブラジル(では自身のTVショウも持っていました)へと移住し、イタリアにブラジル音楽を持ち込んだ重要な人物でもあります。本作『ピアノの色彩 (I colori del piano)』は、そんな氏が1974年に映画音楽の名門『Cinevox』に秘かに残していた作品で、彼が手掛けた映画音楽の楽曲群から、タイトル『ピアノの色彩 (I colori del piano)』通りの美しい鍵盤の音色と極上のメロディが堪能出来るナンバーばかりをコンパイルした編集盤であり、さらにそこに、作品としての世界観をより完成させる為の(当時の)新録楽曲を加えたユニークな1枚です。故に、厳密には単体のサウンドトラック作品とは言えませんが、今回の復刻に際しては、より世界観を押し広げ、深みを持たせるべく、さらに同時期の『Cinevox』に残された氏のサントラ音源(殆どが7”シングルのみのリリースで、未CD化の楽曲も含む)の名曲達を付け加えた、まさに“ベスト・オブ・エンリコ・シモネッティ 70’s”な逸品です。

本作はそのタイトル通り、エンリコ氏が奏でる美しいピアノ(鍵盤)が際立つ楽曲ばかりが並びますが、その一聴で心に残り続ける甘美なメロディと、華麗な弦を配した感動的なアレンジも秀逸なものばかり。この上ない高揚感で気持ちを昂らせてくれる「01. Invidia」から感動的でグルーヴィーですが、同じく氏のピアノが光るバリー・ホワイトの「07. Love’s Theme」、小気味良いホーンが添えられる軽快なボサ「04. Malinconia」、愛らしいヴォーカル曲の「06. Amico Piano」など、本編は美麗な世界観に彩られた名作で、全編素晴らしいです。が、今回のリリースは、追加された8曲がさらに驚くべきクオリティで、華麗でドラマチックなグルーヴィーインスト「13. Amore Mio Non Farmi Male」、ラブリーなヴォーカルワルツ「15. Chi Mi Cherchera」、泣きのシンセが秀逸なメロウチューン「17. Baciamo le mani」、同じくエレピが歌う「16. Oceano」、女性のスキャットが美しい「14. Samantha」、同系ながらひたすらドラマチックで泣ける隠れ名曲「20. Tema di Clara」など、作品としての完成度は、ボーナス曲を含めて高く、何度でも繰り返して楽しんでいただける力作です。

エンニオ・モリコーネ氏やアルマンド・トロヴァヨーリ氏、ピエロ・ウミリアーニ氏などのビッグネームから比べると、知名度は低いかも知れないエンリコ氏ですが、実際にはそれらのビッグネームの作家達からの評価も高い(1950年代には、ピエロ・ピッチオーニ氏とジャズバンドで活動をしていました)、アーティスト・オブ・アーティストでもあります。もちろん、そんなことは、収録された素晴らしい音源の数々をお聴き頂ければ簡単に分ってしまうこと。穏やかな曲調の楽曲が多く、カフェ、ラウンジ、部屋聴きとしても、確実に楽しめる、感動的で素晴らしい逸品です。是非この機会に、この素晴らしい音源達、エンリコ氏の才能に触れてみて下さい。

● A式の紙ジャケット仕様
● 世界初のCD化&プロダクション・デシネの完全オリジナル企画盤
● 8曲のボーナス曲(初CD化含む)を収録した特別仕様
● プロダクション・デシネのコンピ『ミュージック・デシネ 3.5』としてのリリースです
● 連続でリリース中の『Cinevox』のサントラ復刻シリーズの第3弾です
● 解説は、丸山 雅生氏 ( musique dessinee / dessinee shop )が担当

エンリコ・シモネッティ (Enrico Simonetti) :
1924年生まれ。イタリア北西部の街アラッシオ出身の作編曲家/ピアニスト。非常に優れた鍵盤奏者としての実力に加え、その作編曲の能力を活かして1960年代以降には数多くのTVや映画音楽のサウンドトラックを手掛ける。また、自身は1950年代初頭にブラジルへと移住し活躍。1964年の帰国時には本格的なブラジル音楽を持ち帰り、現地でも数枚のブラジル音楽の傑作を残している。また、その子息のクラウディオ・シモネッティは、イタリアが誇るプログレッシヴ・ロックバンド、ゴブリンの中心人物として知られる才人で、言うまでも無く、彼に多大な影響と才能を与えたのも、エンリコ氏である。

[ Related Titles / 関連作品 ]

◯ 『エンリコ・シモネッティ – ピアノの色彩』 (PDCD-155/VSCD-9486)
◯ 『死は二回訪れる – ピエロ・ウミリアーニ』 (PDCD-156/VSCD-9487)
◯ 『略奪 – ヴィンス・テンペラ/フランコ・ビクシオ』 (PDCD-153/VSCD-9484)

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