[ Item Information / 商品情報 ]
Manolo Juarez (マノロ・フアレス) – Tiempo reflejado (ティエンポ・レフレハード) [PDCD-134]
Catalog No. / 型番:PDCD-134 / VSCD-9465 Release Date / 発売日:2014.4.23 Price / 価格:2500yen(+tax) Buy / 購入する:▶︎ dessinee shop (デシネ・ショップへ)
01. Chacarera sin segunda ♪ 試聴 / Listen ♪
02. Para el Chango Farias Gomez ♪ 試聴 / Listen ♪
03. Pablo y Alejandro ♪ 試聴 / Listen ♪
04. Canta Zamba ♪ 試聴 / Listen ♪
05. Horas malgastadas ♪ 試聴 / Listen ♪
06. Zamba de Lozano ♪ 試聴 / Listen ♪
伝統のフォルクローレとジャズ、フュージョン、プログレ、そしてクラシックのエッセンスの融合。アルゼンチンが生んだ偉人、マノロ・フアレスが1977年に自身の名義で吹き込んだ圧倒的な名作。程よい電化が生み出す、新しい郷愁感と感動。
アルゼンチン第二の都市・コルドバ生まれの作編曲家/ピアニスト、マノロ・フアレス。ピアニストとしても、若くして数多くのコンクールの受賞歴を持つなど非常に優れた才能の持ち主ながら、職業作家としても多くのアーティストに楽曲提供を行いつつ、クラシック作品、さらにはオーケストラを指揮するなど、プロの音楽家としても非常に奥行きと幅のある実力者です。そんな彼が、アルゼンチン・フォルクローレをモダンなジャズアレンジで奏でたユニット、トリオ・フアレスでの2作品、自身名義の同系の傑作を経て吹き込んだ1977年の作品が本作『ティエンポ・レフレハード』です。
その背景にあるフォルクローレのジャズ化と言う命題は変わらぬ物の、本作で聴かせるのは、自作曲を中心とした電化したサウンドです。自身のエレピ、シンセを軸とした編成で生み出すのは、フォルクローレ、ジャズ、クラシック、プログレ、アシッドフォークの唯一無二の融合とでも言うべき、ユニークでドラマチックな楽曲達。15分にも及ぶ大作の「01. Chacarera sin segunda」は、その世界観に圧倒される壮大なナンバーで、散りばめられた哀愁感とメロウネス、怒濤の展開があまりにも感動的な楽曲ですが、続く、美しくも儚げなエレピの響きがどこまでも心地良い「02. Para el Chnago Farias Gomez」、優雅な弦を配し、雄大な情景を連想させる映画音楽のような「03. Pablo y Alejandro」、バンドネオンの物悲しい音色が心に響くサンバ(Zamba)の「04. Canta Zamba」、「06. Zamba de Lozano」と、全編が明確な起承転結で描かれたストーリー性豊かな作品で、どこか涙を誘うような感動すら感じ取れます。ただ何と言っても、本作をとことんまでドラマチックに仕上げている、Litto Nebbiaがヴォーカルをとる名曲「05. Horas malgastadas」(プロダクション・デシネの人気コンピシリーズ『ミュージック・デシネ 04』にも収録)の際立つ存在感は言葉に出来ませんが…。
ここ日本でも最近はカルロス・アギーレを筆頭に、数多くのアルゼンチンの才能が見いだされていますが、本国アルゼンチンでは、エドゥアルド・ラゴスなどと並んで高い評価を受け続けているマノロ・フアレスからの影響が皆無という事は有り得ないでしょう。特に、フォルクローレのジャズ、モダン化と言う点においては、1960年代以降のアルゼンチンでマノロ氏以上の功績を残した人物はいないかも知れません。また、本作『ティエンポ・レフレハード』は、初期の傑作3作品から、さらに現代的な飛躍を遂げた名作であり、ジャズ、ワールドミュージックのみならず、様々なリスナーから評価されるべき名作です。
● A式の紙ジャケット仕様。ジャケットの紙質もオリジナルLPのエンボス調を再現
● 世界初の正規復刻
● 解説は、中村 信彦氏(Hummock Cafe)が担当。
マノロ・フアレス (Manolo Juarez):
アルゼンチンの都市・コルドバ生まれ(1937年)のピアニスト/作編曲家。1960年代に結成した、自身のピアノを軸に、ギターとドラムと言う編成のグループ、トリオ・フアレスで、伝統的なアルゼンチン・フォルクローレをジャズとクラシックのエッセンスでモダン化して聴かせる作品を1970年代初頭に発表。数多くのコンクールでの受賞歴を誇る彼が奏でる旋律の数々は、美しく、儚く、切なげでいて感動的。10枚上の作品を残した、自身のグループ名義での活動以外にも、音楽教育にも力を入れ、演劇や映画音楽作品を数多く手掛けヒットさせるなど、その才能を遺憾なく発揮し続けるアルゼンチンが生んだ名音楽家の一人。
[ Discography / ディスコグラフィー ]
◯ 『マノロ・フアレス – ティエンポ・レフレハード (1977)』 [PDCD-134]
◯ 『マノロ・フアレス・イ・ス・トリオ – デ・アキィ・エン・マス (1975)』 [PDCD-133]
◯ 『トリオ・フアレス+2 – トリオ・フアレス+2 (1972)』 [PDCD-132]
◯ 『トリオ・フアレス – トリオ・フアレス (1970)』 [PDCD-131]
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