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PDCD-064 Gerard Raingo and His Friends – To be pop… or not to be pop?

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[ Item Information / 商品情報 ]

Gerard Raingo and His Friends (ジェラール・ラインゴ・アンド・ヒズ・フレンズ) – To be pop… or not to be pop? (トゥ・ビー・ポップ・オア・ノット・トゥ・ビー・ポップ?) [PDCD-064]

Catalog No. / 型番:PDCD-064 / VSCD-9395   Release Date / 発売日:2011.7.13   Price / 価格:2600yen(+tax)   Buy / 購入する:▶︎ dessinee shop (デシネ・ショップへ)

01. La Planterre ♪ 試聴 / Listen
02. Claude’s Garden ♪ 試聴 / Listen
03. La Route De Clairval ♪ 試聴 / Listen
04. L’ermite En Folie ♪ 試聴 / Listen
05. Vallee Blanche (White Valley) ♪ 試聴 / Listen
06. Au 50, On S’amuse ♪ 試聴 / Listen
07. Le Blues De Giverny’s ♪ 試聴 / Listen
08. Re-Go ♪ 試聴 / Listen
09. L’altea bleu ♪ 試聴 / Listen
10. Hocken Bar ♪ 試聴 / Listen

知られざる、でも、全編最高にヒップな 60 ‘ s フレンチジャズダンサーの名盤が正規復刻。

真っ赤なジャケットも鮮烈なフレンチジャズの“幻”盤が復刻。フランスのピアニスト、ジェラール・ラインゴが 1960 年代の終盤に人知られず吹き込んでいた幻の作品が本作『トゥ・ビー・ポップ・オア・ノット・トゥ・ビー・ポップ?』です。そのシンプルなジャケットのデザイン、あるいはそのタイトルからも推測可能な通り、本作は一般販売を主目的とした作品では無かったようで、リリースされた当時から殆ど知られる事無く現在に至った 1 枚です。しかし、その内容はまさに“衝撃的”と言うべきグルーヴに支配された、ダンディで華麗なジャズダンサー満載の 1 枚。一度そのクールネスに触れた瞬間、虜になってしまうかもしれない危険なフレンチジャズの傑作なのです。

ジェラール・ラインゴ・アンド・ヒズ・フレンズのグループ名通り、ジェラール・ラインゴのピアノを中心に、パーカッション、ホーン隊を交えた八重奏が基本のラインナップ。全編ソリッドな演奏が渋いのですが、何と言ってもフランス産ならではのエスプリを効かせたサウンドがとにかくエレガント。怒級のリズムで聴かせるファンキージャズから、ラテンジャズ、スリリングなバップジャズにクールなモーダル、ボサジャズまで、ヴァラエティに富んだ全体のバランスも秀逸です。

まずは怒濤のドラムソロで幕を開けるファンキージャズ「 La Planterre 」で度肝を抜かれる事でしょう。しなやかな転調でスピードアップする曲展開も鳥肌モノ。続く高揚感溢れるホーンのフレーズとアグレッシヴなピアノが秀逸な疾走ナンバー「 Claude ‘ s Garden 」もラテン調へのシフトチェンジがとにかくクール。この二曲だけでも本作のクオリティは簡単に伝わるかと思われますが、さらにエレガントなボサジャズの「 La Route De Clairval 」、重厚なビートとギターのカッティングが聴いたジャークジャズ「 Le Blues De Giverny ‘ s 」、スリリングなバップジャズの「 Au 50, On S ‘ amuse 」、「 Re-Go 」も男前のジャズダンサーで見事。情感豊かなトランペットとトロンボーンの絡みがメランコリックなバラッド「 L ‘ altea bleu 」など、メロウサイドも含め、全曲スゴいのですが、何と言ってもキモはそれぞれオリジナルのアナログ盤でラストを飾った「 Vallee Blanche (White Valley) 」、「 Hocken Bar 」の二曲。スタイリッシュなラテンジャズの前者はクラブジャズ・ファンが聴いても鳥肌モノですが、さらにスリリングな曲調で踊らせてくれるのが華麗なモーダルジャズダンサーの後者がスゴい。このクオリティの高さ、伝わるでしょうか?

先にも触れましたが、本作は元々ライブラリー的な作品であり、ジャズと言うフィールドでほとんど語られる事のなかった本当の幻盤です。しかし、その内容は数多のジャズのレア盤達を軽く蹴散らしてしまうほどのクオリティ。ただ単に“知られていない”、“評価される機会がなかった”だけなのです。偶然にも、先立ってプロダクション・デシネが正規復刻した、フレンチ・ボサジャズの最高峰『ダニー・ドリス』 (VSCD-9384/PDCD-053) とは、当時同じレーベルからのリリースで、型番も連番と言う事実も興味深いです。いずれも音楽の方向性は違う物の、全く知られていないがその内容が絶品と言う点においては共通しています ( あと、ジャケットの雰囲気も … ) 。まだまだヨーロッパには知られていないけれど、本当に素晴らしい作品が埋もれていますが、本作は、その中でも間違いなくトップ・オブ・トップの 1枚。是非、その音色にシビれてみて下さい。

● 全世界・初の正規復刻

● A式の紙ジャケット仕様での復刻

● 解説は、丸山 雅生氏 ( musique dessinee / dessinee shop )が担当

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