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PDCD-031 Roberto Pregadio – Alle tastiere

Roberto Pregadio (ロベルト・プレガディオ) - Alle tastiere (アッレ・タスティエレ) [ PDCD-031]

[ Item Information / 商品情報 ]

Roberto Pregadio (ロベルト・プレガディオ) – Alle tastiere (アッレ・タスティエレ) [ PDCD-031]

Catalog No. / 型番: PDCD-031 / VSCD-9362   Release Date / 発売日:2009.10.14   Price / 価格:2600yen(+tax)   Buy / 購入する:▶︎ dessinee shop (デシネ・ショップへ)

01. Wild Girl ♪ 試聴 / Listen
02. Land Scape ♪ 試聴 / Listen
03. Meditation ♪ 試聴 / Listen
04. Far away ♪ 試聴 / Listen
05. Five Times Three ♪ 試聴 / Listen
06. Crazy Men ♪ 試聴 / Listen
07. Stylish Lady ♪ 試聴 / Listen
08. Shining O.K. ♪ 試聴 / Listen
09. Walking In The Sun ♪ 試聴 / Listen
10. Moonless Night ♪ 試聴 / Listen
11. Chuvinha ♪ 試聴 / Listen

『プロダクション・デシネ』がまたもや知られざる奇跡の名盤を発掘!

イタリア映画音楽界では多くの名作によりその名を知られる巨匠、ロベルト・プレガディオ。彼が1974年に激マイナーなライブラリーレーベルに残した美メロ満載のピアノトリオ作品が本作。泣きのメロディが感動的なオープニング曲「Wild Girl」、ただ1曲を聴くだけでもその素晴らしさを確実に実感出来るでしょう。にじみ出る切なさ、儚さが身に沁みる哀愁の旋律。繊細で流麗なタッチは時に大胆さを垣間見せる。知られざるイタリアン・ピアノトリオの傑作です。とにかくその内容をお試し下さい。

古くは1960年代から活動を続けるイタリアのピアニスト、作編曲家/バンドリーダー、ロベルト・プレガディオ。映画音楽界では世界的に知られる人物であり、イタリア国内でも主にテレビ番組の音楽製作、ラジオショー、あるいはオーケストラの指揮者としても非常に高名な彼が、1974年に秘かにライブラリー・レーベル(主にプロユースの音楽制作会社で、TVやラジオなどのプログラムで使用される音楽を主に制作する。基本的にこれらの音楽は市販されない)に吹き込んでいた奇跡のピアノトリオ作品が本作『アッレ・タスティエレ』です。前述のように特殊な形式でリリースされていた作品と言う事で、知名度は皆無に近く、そのオリジナル盤は恐ろしくレアな上、特に”ジャズ”と言う切り口では全くのノーマークだった本作ですが、その圧倒的なクオリティは驚きに値するもの。そして、その複雑な権利関係もクリアし、遂に正規復刻となります。

編成は、ロベルト氏を中心とするピアノトリオによる演奏で、小気味良いワルツやバラッド、ビートの効いたナンバーなど多彩なスタイルで楽しませてくれる内容ですが、特筆すべきは全編を貫く、美しくも儚い旋律の素晴らしさ。そして、ややクラシカルなプレイ・スタイルながら、繊細さとエレガンス、イタリア的なスタイリッシュさが融合した独特のピアノタッチでしょう。またライブラリーならではの尺のサイズ(概ね3分前後)も作品としての聴きやすさに拍車をかけています。

まず素晴らしいのがオープニングを飾る「ワイルド・ガール」。胸を締め付けられるようなメロディがとにかく衝撃的な一曲で、まるで感動的な映画のワンシーンを思わせるような魅惑的な大名曲です。恐らくこの時点で本作の魅力の半分以上は確信出来ることでしょう。続く「ランド・スケイプ」は、さらに”泣き”を感じさせる哀愁のバラッドで文句の付け様が無い仕上がり。ソリッドなワルツのリズムが格好良い「メディテイション」もまた流麗な旋律が素晴らしいナンバーで、そのクオリティに驚かれる事でしょう。そして優しげで穏やかな曲調が麗しい「ファー・アウェイ」を挟んで飛び出す「ファイブ・タイムズ・スリー」は、本作における”グルーヴィー”サイドのハイライト。そのアグレッシヴで緊張感溢れる曲調はまるで、英国のサックス/フルート奏者・ハロルド・マクネアの伝説的なジャズダンサー名曲「The Hipster」のイタリア版と言う趣。きっと、ジャズ系DJ諸氏も度肝を抜かれるハズ。さらに、メランコリックなフレーズが繰り返す極上のワルツ「ウォーキング・イン・ザ・サン」を経て奏でられるのが、本作の”メロウ”サイドのハイライトとでも言うべき名曲「ムーンレス・ナイト」。そのタイトルが物語る通りの、静粛の中で響き渡るかのようなメロディの美しさは感動の極地。自然と美しい映像が思い浮かぶようなイマジネーション豊かなナンバーです。ラストを飾る「シュヴィーニャ」は、粋なブラジリアンのリズムが秀逸な愛らしいボサジャズの小曲で、こちらも素晴らしい…。と言う事で、本作は、アルバムとしてのクオリティも尋常では無く、元々は非売品の作品だったと言う事実が全く受け入れられない程の衝撃的な完成度の”感動”の作品なのです。残念ながら本作は、その存在自体が殆ど知られていない為、知名度は皆無ですが、前述のモニカ・ドミニクと同様、一聴すればその魅力が肌に伝わるような名盤だと思います。

● A式の紙ジャケット仕様での復刻
● 解説は、丸山 雅生氏 ( musique dessinee / dessinee shop )が担当

Roberto Pregadio (ロベルト・プレガディオ):
1928年、イタリアはカターニャ生まれの作編曲家/ピアニスト。1960年代より手掛け続ける数多くのイタリア映画のサントラ作品群が、未だに世界的に高い評価を集める。イタリア国内では、テレビ番組の音楽やラジオショーを手掛け、またオーケストラ・リーダーとしてもよく知られ、エンニオ・モリコーネ、アルマンド・トロヴァヨーリなどに続く、巨匠として大きなリスペクトを集め続ける”マエストロ”の一人。

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