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PDCD-027 Giorgio Tuma – My vocalese fun fair

Giorgio Tuma (ジョルジオ・トゥマ) - My vocalese fun fair (マイ・ヴォーカリーズ・ファン・フェア) [PDCD-027]

[ Item Information / 商品情報 ]

Giorgio Tuma (ジョルジオ・トゥマ) – My vocalese fun fair (マイ・ヴォーカリーズ・ファン・フェア) [PDCD-027]

Catalog No. / 型番:PDCD-027 / VSCD-9358   Release Date / 発売日:2009.6.17   Price / 価格:2300yen(+tax)   Buy / 購入する:▶︎ dessinee shop (デシネ・ショップへ)

01. Introduction  ♪ 試聴 / Listen
02. Two happy sad guitars…  ♪ 試聴 / Listen
03. Saltamontes  ♪ 試聴 / Listen
04. Let’s make the Stevens cake!!! ♪ 試聴 / Listen
05. Musical express  ♪ 試聴 / Listen
06. … And three parasol star  ♪ 試聴 / Listen
07. Astroland by bus  ♪ 試聴 / Listen
08. Coney island memories ♪ 試聴 / Listen
09. Marsico  ♪ 試聴 / Listen
10. St Nicholas’ blue melody  ♪ 試聴 / Listen
11. Ml Db (Mary Louise song) ♪ 試聴 / Listen
12. Faye’s flying shoes  ♪ 試聴 / Listen
13. Dedicated to Timmy the whale  ♪ 試聴 / Listen
14. Sirens pray for us  ♪ 試聴 / Listen
15. G-Lombardi magic rollercoasters ♪ 試聴 / Listen
Bonus Songs for Japan
16. Flying bicycles to Reykjavic ♪ 試聴 / Listen
17. Innocent throughts fluorescent words ♪ 試聴 / Listen

イタリアが生んだ超・フレッシュな天才SSW、ジョルジオ・トゥマ。まるで、イタリアサントラを聴き育ち、何かの拍子でソフトロックの洗礼を受け、現在進行形でインディ・ギターポップが大好きなマルコス・ヴァーリ?そんな無理矢理な例えが“余裕”でまかり通ってしまうような大躍進の傑作2ndアルバム『マイ・ヴォーカリーズ・ファン・フェア』。

美しい日差しが差し込む、南イタリアの古都レッチェ生まれの若きSSW、ジョルジオ・トゥマ。ザ・クラッシュを聴きながら育ち、ステレオラブの偉大な音楽性に衝撃を受け、自らも音楽活動にのめり込んだ彼が、1stアルバムであるTuma名義の隠れ名作『Uncolored (Swing’n’Pop Around Rose)』を経て、仲間達とともに、2007年に吹き込んだ傑作2ndアルバム『マイ・ヴォーカリーズ・ファン・フェア』が、『プロダクション・デシネ』より、貴重なボーナス曲を2曲含む、紙ジャケット仕様の国内盤としてリリース。こんなドリーミーでスタイリッシュで、優しいメロディに満たされた1枚を待ってました。イタリアの古都・レッチェから現れた才能=ジョルジオ・トゥマの傑作ボサ・ポップの名作『マイ・ヴォーカリーズ・ファン・フェア』、本邦初登場。

多大な影響を受けたと言うのが、ザ・クラッシュにステレオラブ。幼い頃から慣れ親しんだ、エンニオ・モリコーネ、アルマンド・トロヴァヨーリ、ピエロ・ウミリアーニ等による素晴らしいイタリア映画音楽の数々は勿論、インディポップ、ギターポップなどのリアルタイムの音楽的背景を軸に、マルコス・ヴァーリ、アントニオ・カルロス・ジョビン、アストラッド・ジルベルトなどのボサノヴァの名作群、フリーデザイン、ブライアン・ウィルソンなど、現在で言うところのソフトロック的な作品のエッセンスまでを加え、マーヴィン・ゲイ、カーティス・メイフィールドなどのニューソウルの影響すら感じさせる、とにかく多様なフィーリングを、独自の感性、最高級のメロディセンス、上質のアレンジに加え、愛らしさと優しさに満ちあふれた自らのハイトーン・ヴォイスで聴かせる、極上のイタリアン・ソフト・ボサ・ポップの奇跡的な名作が、本作『マイ・ヴォーカリーズ・ファン・フェア』なのです。

ラブリーなアニメーションが印象的なビデオクリップも素晴らしいリード曲「Let’s make the Stevens cake!!!  」を聴けば、そのセンスの良さは一瞬で分かるでしょう。柔らかいフルートが描く愛らしいメロディ、小粋なボサノヴァのリズムに乗せて歌われるドリーミーなこの名曲は、まさに本作のハイライトと言うべき問答無用の大名曲。同じく、美しいピアノがリードする、女性Vo.とのデュエットで歌われる優しげな「… And three parasol stars 」や、小気味良い爪弾きギター、添えられたピアノの儚げな音色、囁くような歌声も秀逸な「Dedicated to Timmy the whale 」、終盤のドラマチックなスキャットパートが感動的な「Two happy sad guitars…  」、ソフトなアコギと、呟くようなスキャットの織り成すハーモニーがとにかく美しいオープニングの「Introduction」などのセンス溢れるボサノヴァ群に、ワルツ調の「Faye’s flying shoes」、60’sポップ~ソフトロック・ファンもビックリのサニーポップ「Saltamontes 」、一転、絶妙のグルーヴ感で迫る「Astroland by bus」、「Coney island memories」、「Marsico」辺りは、フリーソウルファンにもバッチリのグルーヴィーな楽曲群で、とにかく各楽曲のクオリティが異常なまでに高い。さらには、アルバムとしての完成度の高さが尋常でなく、まるで予期せずに出会った感動的な映画のような素晴らしさは、ジョルジオ・トゥマと言う天才・アーティストの格違いのセンスの良さ、心温まるようなフィーリングそのモノなのです。またバックを務める、Os Tumantes(勿論、ブラジルの高名なグループ・Os Mutantesのもじりですが、こう言うセンスの良さも抜群!)の洗練された演奏や、ジャジーで奥行きを感じさせるアレンジメントも秀逸で、この作品をより良いモノに際立てています。

『プロダクション・デシネ』がご紹介して来た、ヨハン・クリスター・シュッツ、パウロ・ムニツ、ブレント・キャッシュ辺りの極上のクオリティのサウンドに、イタリアならではのカラフルさ、華やかさ、陽気さを付け加え、より現代的なセンスをまぶしたかのような素晴らしい逸材です。その音楽のクオリティの高さは、当然“全”ポップ・ファンにオススメ出来るモノですが、お洒落なボサノヴァを好まれるカフェ音楽系のリスナー、あるいはギターポップ~ネオアコファン、ソフトロック、ブラジル音楽から、映画音楽好き、果てはフリーソウル~サバービア系まで、幅広いリスナー層にアピール出来る程の豊かな音楽性に彩られた名作です。昨今、音楽作成環境の充実により、多くの優れたインディ作品がリリースされていますが、やはり、その明暗を分けるのは、肝心要のセンスの良さでしょう。そして、本作の主役・ジョルジオ・トゥマには、この上なく恵まれた才能が備わっている事は間違いありません。イタリアが生んだ奇跡の逸材、ジョルジオ・トゥマ。季節を問わない、素敵なメロディに満たされた定番となりそうです。

● A式の紙ジャケット仕様でのリリース
● 日本盤CDにはボーナス曲を収録
● 解説は、吉本宏氏(bar buenos aires)が担当

Giorgio Tuma (ジョルジオ・トゥマ):
イタリア南部の都市レッチェ生まれの男性シンガー・ソング・ライター。ザ・クラッシュを愛聴していたロックキッズは、ステレオラブの音楽性との遭遇により、“ポップソング”に開眼。Os Tumantesとしてのバンド活動を経て、ソフトロック、ボサノヴァ、イタリアサントラ、ジャズなど、多様な音楽的嗜好を、ギュッと詰め込んだ3枚のアルバムをリリース。初期のポップサウンドから、その才能のさらに押し広げた2011年の壮大な3rdアルバム『イン・ザ・モーニング・ウィル・ミート』は、まさに彼の天才ぶりを凝縮した、メランコリックでジャジーな名作。5年の歳月を経て端正に作り込んだ4th『ディス・ライフ・ディナイド・ミー・ユア・ラヴ』もまた、さらなるポップエッセンスを注ぎ込み描かれた名盤です。

[ Discography / ディスコグラフィー ]

◯ 『Giorgio Tuma (ジョルジオ・トゥマ) – This Life Denied Me Your Love (ディス・ライフ・ディナイド・ミー・ユア・ラヴ)』 [VSCD-9823/PDCD-182]
◯ 『In The Morning We’ll Meet (イン・ザ・モーニング・ウィル・ミート)』 [VSCD-9386/PDCD-055]
◯ 『My Vocalese Fun Fair (マイ・ヴォーカリーズ・ファン・フェア)』 [VSCD-9358/PDCD-027]
◯ 『Uncolored (Swing’n’pop Around Rose) (アンカラード(スウィンギン・ポップ・アラウンド・ローズ))』 [VSCD-9359/PDCD-028]

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